ワイン
【岡山県限定発売】清爽なる果実酒
「mellow 2020」
アルコール分 10.5%
マスカット・オブ・アレキサンドリア 100%

味わい

瓶を開けた瞬間に広がる、青リンゴ、レモン、ミントの香り。ワインを口に含めば、梨を食べたかのような心地よい酸。爽やかな後口のあとには、静かに余韻が広がります。二時間ほど経つと酸化が進み、色調が変化。同時に、味わいも梅やプラム、クローブ、紅茶のようなニュアンスを感じます。出汁のような旨味もあり、秋に入ってからも楽しんでいただける一本です。

醸造法

ステンレスタンクに全房を入れて、二週間マセラシオン。三日間ピジャージュしプレス。発酵熟成ののち、2021年7月に瓶詰めしました。清澄剤・フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
※今回の「mellow 2020」は、恩師である醸造家、大岡弘武氏のワイナリー「グランドコリーヌジャポン」様にご協力いただき、委託醸造しました。 ※瓶の底に溜まっているのは澱(オリ)です。 ※マセラシオン=ぶどうを漬け込んでワインを醸造すること。 ※ピジャージュ=ワインの醸造工程で、発酵中にタンクの中で足踏みし、果皮を多く液体と触れさせること。

ぶどうのこと

ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリアを100%使用しています。
2020年9月に収穫したものです。岡山の大地で栽培したマスカット・オブ・アレキサンドリアは、ワインにするとさらにぶどうの香りと旨味が引き出されます。

色調のこと

色は透明がかった黄色です。飲み口が夏の薫風のように大変爽やかだったので、この夏の間にお届けしたいと、急遽瓶詰めをしました。抜栓して一時間ほどすると、空気にふれることにより色調が茶褐色になってきますが、味わいはさらに深みを帯び複雑性を増していきます。時間の経過とともに、より違ったワインとしてお楽しみいただけます。

名前のこと

子どもの頃によく飲んでいた炭酸飲料。シトラスの味わいに衝撃をうけた飲み物に、「メロー」という言葉が使われたものがありました。大人になっても忘れられないほど、思い出に残っています。私が醸したこのワインも、「またあのワインが飲みたい」と思い出してもらえたならと願ってやみません。この言葉は、果物が熟している様子、香りや甘みが豊かな様子、或いはお酒を飲んで陽気になったり、寛いだ気持ちになることも意味します。このワインを手にとってくれた人の思い出に残ってほしい。熟したぶどうから生まれたワインを飲んで陽気な気持ちになり、寛いだ時間を過ごしてほしい。そんな想いをこめて「mellow」と名付けました。

ワインラベルのこと

ラベルのデザインは、「朱」に引き続き、アートスペース油亀さんにお願いしました。私の娘を描いたこのラベルには、「見守る」という意味が込められています。手に持つスコープで、彼女は様々な光景を見守っています。ぶどう畑の様子、ワインの醸造の様子、ワインを飲んで楽しんでいる人の様子。名前の通り、たくさんの人々が「mellow」な気持ちになっているか。陽気になって寛いで、心地よい時間を過ごしているかを、スコープを通して見守っています。

取り扱い店舗

slowcave wineshop&stand

自然派ワインのお店プレヴナン

倉敷酒商 いときち

COTORI