ワイン
熟成された味わいの中に潜む野性味
「Ripe 2019」
内容量 750ml
アルコール分 9.6%
ソーヴィニヨンブラン 70%
シュナンブラン 30%
日本ワイン

味わい

色調は茶褐色。若干の野性味を感じる香り。1年半小樽にてウイヤージュなしで酸化熟成しました。レーズンや紅茶、はちみつを感じさせる味わい。しっかりとした、食後におすすめのワインです。
※ウイヤージュ=ワインの醸造工程で、樽熟成により蒸発して目減りした分、ワインを樽に注ぎ足すこと。

醸造法

収穫した葡萄を全房圧搾し果汁を1日置き、静置した果汁の上澄みを取るデブルバージュを行ないました。集めた果汁を小樽に入れ1年半発酵させ、ウイヤージュは行なわずに瓶詰め。その後、瓶内で1年半熟成させて完成しました。
※デブルバージュ=圧搾した果汁を静かに置いて、ワイン中の固形物(澱など)を沈め、上澄みを分離させること。

ぶどうのこと

ぶどうの産地、倉敷市船穂(ふなお)町で有機農法で育てたソーヴィニヨンブランとシュナンブランを使用しています。2019年9月に収穫したものです。岡山の大地で栽培した今回の葡萄は、初生りで小房の状態で収穫することができたため、ワインの中に葡萄の香りと旨味をぎゅっと凝縮させることに成功しました。

名前のこと

ラ・グランド・コリーヌ・ジャポンでの初委託醸造ワイン。飲み頃まで寝かせて待望のリリースとなりました。「Ripe」は、「熟した」「食べごろ」を意味する言葉として名付けました。

ワインラベルのこと

今回のラベルは、妻によるデザインです。プレス機の上から見た潰す前の葡萄や、それをギュッと搾った果汁が、瓶の中に入っている様子をイメージしています。宝石のようにキラキラとした葡萄は、今にも弾けそうな丸々とした粒や、水分がいい具合に抜けて凝縮した粒など、大きなものから小さなものまで、様々な粒が重なっています。このプレス機に収穫した葡萄が入った姿が本当に綺麗で、見ているとこれからこの葡萄がどんなワインになるのか、とてもワクワクしてきます。多様な葡萄の粒、そのひと粒ひと粒から生まれる「GRAPE SHIP」のワインを、ラベルからも感じてもらえたらと、妻が手で線を描き、イラストにしたためました。